樹脂粘土の保管方法について。
開封した粘土の保存・保管方法を解説したいと思います。個人的な保管方法ですので、一例として参考にして頂ければ幸いです。
以下の、100円ショップのダイソーで購入できる樹脂粘土を保管したいと思います。
樹脂粘土がかたまる仕組みを解説しましょう。
一般的な粘土がかたまる仕組みとしては、粘土に含まれる水分が乾燥によって蒸発(揮発)し、硬化するという流れです。(蒸発した水分量に比例して、硬化後の粘土は収縮します。乾燥前と比較して、だいたい5~10%くらい縮むでしょうか。)
つまり、適度な湿度を保つことができれば、粘土がかたまることはありません。樹脂粘土を長く使える状態にキープするには、保湿が大事ということですね。
粘土の保管で活躍するのは、以下の商品。
食品用の保存容器と食品用の保存袋です。(いわゆる「タッパー」と「ジップロック」なのですが、両方とも登録商標なので、この記事では「保存容器」と「保存袋」と呼びます。)
この2つの商品は、100均でも購入可能ですね。
保存容器の底に、キッチンペーパーを敷きます。
そのキッチンペーパーに、キッチン用のアルコール除菌スプレーを塗布し、適度に湿らせましょう。
あまり濡らしすぎて湿度が高くなりすぎると、粘土が液状化してしまうので、ウェットティッシュよりも少し乾いた感じがベストかもしれません。(その辺りは微調整されてください。)
開封済みの粘土は、食品用の保存袋で密閉します。
密閉した袋を容器に投入。
容器にフタをして密閉すると保管完了です。
キッチンペーパーを湿らすのは、最初は普通に水を使っていました。しかし、時間の経過と共に黒カビが発生。そのため水ではなく除菌アルコール液で湿らせるように変更しています。(アルコールに切り替えてからは、カビの発生はなし。)
本当は薬局で買える「無水エタノール」を使いたいのですが、値段が高いので、キッチン用のアルコールを使用中です。食品にかかっても安全なアルコールなので、安心感もあります。
また、湿らせたペーパーは少しずつ乾燥してきますので、その都度、また湿らすか、定期的にペーパーごと取り替えると衛生的でしょうか。
ウェットティッシュでなく、わざわざキッチンペーパーを使うのは、ウェットティッシュだと毛羽立つので、粘土にホコリが混入する確率が上がるからです。(キッチンペーパーでなく、キムワイプなどのペーパーウエスでも可。)
さらに工夫としては…。
保存袋に入れる前に開封済みの粘土を、目玉クリップや袋止めクリップではさんでおくと保存状態はさらに良くなりそうです。
また、以下のように容器内に仕切りを入れると、粘土の整理整頓が進み扱いやすくなるでしょう。
この仕切りも、100円ショップでの購入品です。