【ミニチュアフード】透明パッケージ物の作り方

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ミニチュアの透明パッケージ印刷物の作り方。

ミニチュアの透明パッケージ物の作り方は、いくつかあると思いますが、今回は比較的コストが安い方法を紹介します。

印刷できる透明ラベルや透明フィルムをいくつか試してみました。印刷の難易度やラベルの厚み、コストパフォーマンスなどを考えると、以下の透明ラベルが総合的に1番です。

私は量を使うので、いつも30枚入りを買っていますが、通常は10枚入りで充分でしょう。少量しか使わない場合は、はがきサイズも選択肢になると思います。

ちなみに、この透明ラベルの厚みは、透明シール部分で0.07mmと薄いです。このラベルを使って、1/6スケールの袋入りカット野菜を作りましょう。

なお、今回は、以下の製作法を参考にしています。

まずは、透明ラベルに印刷しましょう。

このエーワン社の透明ラベルですが、染料インクのインクジェットプリンタのみ利用できます。エプソンで言えば、EPシリーズの機種ですね。(PXシリーズは、顔料インクモデルなので不可。)

プリンターの機種によっては、カラーインクは染料インクでも、黒インクは顔料というパターンもあるので、ご注意を…。

この印刷物の上から、透明のOPPテープ(ポリプロピレン製のテープ)を貼りつけましょう。梱包用のテープが幅広で使いやすいと思います。テープにより、透明度が違うので、なるべくなら透明度の高いOPPテープがお薦めでしょうか。

なぜ、上からOPPテープを貼るのかというと、印刷面の保護のためです。染料インクは水に弱いので、湿った手で触ったりすると、インクが滲みます。

上記の画像は、印刷面にウェットティッシュで拭いた直後の画像です。滲み防止のためにも、透明なOPPテープを貼って保護しておきましょう。

次に、食品用のラップを用意。

台紙から透明ラベルをはがし、シワにならないように注意しながら、食品用ラップの上に、印刷した透明ラベルを貼りつけましょう。

なお、使用する食品用ラップの素材は、『ポリ塩化ビニリデン』か『ポリ塩化ビニール樹脂』製の製品に限ります。『ポリエチレン』や『ポリプロピレン』素材のラップはNGです。『ポリエチレン』や『ポリプロピレン』は、難塗装素材なので…。

次に、白いマーカーを用意しましょう。1番適しているのは、不透明な水性顔料のマーカーで、筆記幅の小さいマーカです。(幅が小さいと、筆先が細かくコントロールできるので。)

今回は、三菱鉛筆のポスカ(白・極細)を使用しました。

白のマーカーで、パッケージ裏面(食品ラップ面)から、パッケージ印刷部分を塗ります。

段階的に塗っていくと仕上がりがキレイになるでしょうか。

なぜ、水性のマーカーを使うかというと、食品用のラップには、柔軟剤や安定剤などの可塑剤が添加されていることが多いので、油性マーカーだと、その添加物と反応する可能性があります。

近年、ポリ塩化ビニリデン製の食品用ラップに書けるペンなどが販売されていますが、これらも水性なので、やはり油性ペンなどは避けた方が無難かもしれません。(油性のほうが塗膜は強いのですが…。)

次に、封入のためにシーラーを用意。私が使用しているのは、テクノインパルス社のアールパックシーラーというクリップ型の機種です。

クリップ部分で袋をはさみ、熱圧着をする機械なのですが、下記画像の矢印で指している黒っぽい筋部分が熱源。

この熱源に沿って、パッケージの折り畳み部分を重ねて、熱圧着します。なお、写真では、パッケージ両端にマスキングテープを貼って固定していますが、これは写真撮影用の固定なので、実際は使用しないでください。熱圧着後は、余分な部分はカットして整形しておきましょう。

画像が別の袋になっていますが、上記のようにパッケージ上部も熱圧着して整形し、パッケージ下部だけが開いている状態にして、待機しておきます。

次に、パッケージの中身を製作。ダイソーで購入した白い樹脂粘土に、ごく少量の黄緑の絵の具をよく混ぜて、うすく伸ばしましょう。

乾燥後、カッターで薄くスライスします。

完全乾燥させるよりかは、少し柔らかめのほうが、曲げたりしやすいので、キャベツの表情がつけやすいかもしれません。

この千切りキャベツをパッケージ下部から入れて、その下部をシーラーで熱圧着させ、余分な部分をカットすると完成です。

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